フランスの研究者が来局
今日はフランスのストラスブール大学から研究者が調査にきました。彼の目的はトヨタの各工場とトヨタの部品メーカーの工場(協豊会と2次、3次と4次の下請け会社)で働いている東南アジア実習生と研修生についての研究でした。
京都大学に在籍するようです。
ー2000年代初から今まで、東南アジアからの研修生の数
彼の関心は
ーどこの会社、どんな仕事として、東南アジアの実習生の方が多いか
ー派遣社員、出稼従業員などに比べると、何が違いうか?彼らとの関係は?
ー 住む場所、日常生活など、状態は?
ー工場内、どんな職務があるかか(仕事の内容、危険性など)?
ー日本人の同僚とどういうふうな関係か?
ディスカッションの中では、帰国後に研修が生かされているか、どうしたら良いかなど話し合いました。私からは企業によっては機械の操作などかなりしっかりと研修させる企業もまれにはあるが、研修は名ばかりのところが多いこと。また研修生の来日理由や動機も経済的なものが多いことを説明しました。研修生のほとんどが家族への送金をしており、なかには9人家族を支えている研修生もいました。また実際に金属・機械関係では帰国しても母国には同じような設備がないこともあります。
研修生は同じ資格では日本に来ることはできません。帰国した研修生の中で一人だけですが技術者として再来日し、いまは横浜にいます。小牧のトアン君はオーストラリアに出稼ぎに行っています。
プジョーとトヨタの比較、トヨタフランス工場でのストライキなど興味ある話もきけました。これまでにもトヨタの研究や外国人研修制度については、かなり詳しく調査をしているよでした。日本語も上手です。
P.S. これを書いていたら、突然オーストラリアのトアン君から電話がかかってきました。ケイタイにYahooのメルアドを送ってもらいましたので、これから返事を書きます。びっくりしました。
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