10月にベトナム・フィリピンを訪問
福島で提訴した研修生たちはすでに2名が帰国しました。残る5名も国の立て替え払いで今週中にも帰国することになっています。未払い賃金・強制積立金についても一部支払いができ、安心してもらえています。残りは裁判で取り返すことになっています。
全労連東海北陸ブロックでは10月10日~17日にベトナム・フィリピンを訪問し、研修生問題とEPA協栄での看護師・介護士派遣問題について政府や労働団体と懇談を行います。日本での現状や支援の取り組みについても話す予定です。また送り出し機関や日本語学校などの見学もさせてもらえるようお願いしています。
ホーチミン滞在中には帰国した研修生にも会いたいと思います。これからメールや手紙で連絡します。
ベトナムもフィリピンも海外での出稼ぎ労働がGDPに占める割合が大きくなっており、国としてもこの問題を重視しています。日本よりも多くの労働者が北米や産油国などに出稼ぎに行っています。現在は経済危機で台湾や韓国から帰国が多くなっています。
ラオスもネパールもインドネシアもそれぞれ、国境を越えて働きにいくことは珍しくありません。文化や民族、言葉が違っても「共生」できる経験が、私たち日本とは全く違います。今後アジアの人々との共生はますます重要になります。研修生支援の活動を、アジアの人々との共生に広げていきたいと思います。
研修生支援をされている皆さんや研究者にツアーへの参加を募集しています。
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