派遣会社/労災隠し
昨日の日曜日はDの研修生が報告にきました。来年まで働けるようになってとても喜んでいました。
午後からは中国人の相談。日本にきて2年半です。コンクリートの製造工場で働いていて、右耳が聞こえなくなりました。病院にいったところ高度難聴の診断。コンクリートの型枠をはずす際の大きな音で、研修にきて3ヶ月くらいから聞こえにくくなったそうです。
医療費は2回とも健保で本人が支払い、会社がその分を帰してくれました。彼が病院に行ってから耳栓が配られるようになりました。他の日本人はどうしているか聞いたところ、「この作業は研修生だけ」だそうです。医療費を払っていることから会社は仕事が原因だということはわかっているようですが、労災にしたくないようです。しかし労災にしないと障害補償がおりません。
組合はしっかりしたところですので、「組合から企業に労災手続きをするよう話してもらう」と伝えました。研修生が最後に「組合に言ったら強制帰国させられることはないか」と聞いてきました。これが心配で遠くからきたようでした。
さて先週はとんでもないものがきました。三菱電機派遣切り裁判を争っている北部青年ユニオンにきた中国人実習生(元)がもってきたのは大手派遣会社の給与明細。実際に働いていたのはトヨタ系の部品メーカー。青年ユニオンはここの派遣切りと交渉を行ってきましたが、この中に中国人研修生・実習生もまじっていました。
住んでいたのも工場近くにある派遣寮で、他の派遣社員と同様でした。たぶん偽装請負ではないかと思います。岡崎のS工業も同様でした。省令改正に意見をだしているところですが、このような「あっせん機関」をどう排除するのかが問題です。
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