研修生を「偽装請負」ハケン
先日の中国人元研修生の実態がわかってきました。
第一次受入機関は愛知県にあるA協会でした。第二次受入機関は県内大手の派遣会社T。
研修生はTから大手自動車部品メーカーGへ派遣社員(日本人)と一緒に派遣され、1年目と2年目はGのT組長の指示をうけて仕事をしてきました。3年目は別の掛に入ってNさんの指示で仕事をしました。当時はGが忙しかったため、1年目には600時間もの残業がありました。
たぶんTはG工場内の「構内請負」だと言うでしょうが、これは「偽装請負」です。実際には「Gの指示」で「他の派遣社員と一緒」に作業しており「派遣」になります。
Tは研修生に「研修」をさせず、Gで不正な労働をさせていました。研修生に研修をさせず労働をさせていたのですから、最低賃金を適用することが必要ではないでしょうか。
G社がTに対して他の派遣社員と同様な費用を払っていたのか、それとも研修生として承知して働かせ最賃に満たない残業代を払っていたのか。これによってG社の責任も問われることになります。
#偽装請負とは(Asahicom06/07/31)
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このように派遣会社が営利を目的に研修制度に入り込むことが問題だと思います。今回の制度改正で徹底すべき重要な点です。
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