有給休暇21日分で
「今日3人、帰国しました」5ヶ月分の未払い賃金を解決したS工業の研修生です。組合の役員もホットしていたようです。
名古屋の製造業、とくに工作機械関係は設備投資の冷え込みで前年比3割近くにまで落ち込んでいますから、どうなるか心配していました。この会社では組合の管理費も払ってもらえていなかったようです。監督署に相談したときには倒産・立て替え払いも考えていましたので、まとめて払ってもらえるか最後まで心配でした。
監督官、組合、研修生、それぞれから電話をいただき、私もほっとしました。
さて先日はK組合が研修生をつれてきました。研修生の要求が次々増えてくるので、私のところまでつれてきて最終確認をしました。最終的には有給休暇をすべて消化し、早めに帰国することで生活費分を手取りで増やせるようにしました。最賃改訂分が6円不足していましたのでこれも計算。さらに終わってから旅行積立金(行っていない)3000円×4ヶ月分を返すことが追加され、FAXで確認、私がサインして終了です。
仕事中につれて来られるので短時間で事実関係を確認。研修生に納得してもらい、組合も私もやれやれです。
PS新聞で熊本地裁の完全勝訴を見ました。良い判決で完全勝利かなと思います。ただし今回の法改正でも組合の指導・監査に問題が残るとされていました。詳しく聞いてみたいと思います。
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