« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年4月

公益法人に対する監督は

Kokusairoken これが不正処分を受けた厚労省参事官室所管公益法人K協会の手口です。

KSD事件で2001年に追起訴されたN氏が2004年からK協会の外部組織としてK協会国際事業部を設立し、研修生受け入れ事業を開始。N氏は派遣会社などを使い、K協会の定款にない支部や統括支部を全国につくり、K協会の名前で研修生を受入。全国で850人の研修生を受け入れた。

K協会の役員はI会長の他にはN氏と親しいT氏が研修生事業担当(後に処分される)をしているが、他の役員はほとんどが名前だけで、不正発覚後すぐに退任している。この不正は厚労省の監督で発覚したわけではなく、支部=派遣会社が強制帰国させようとした研修生が愛労連に駆け込んだことから、厚労省の知るところとなった。

厚労省は昨年K協会を処分し、海外事業部本部と支部は閉鎖。研修生達の多くは他の組合に移動しているがしたというが、事業部のあった場所にはいまだに国際事業部の看板がでており、事務所も動いている。

これではK協会から組合が変わっただけではないのか。実際にどうなのかは誰が監督するのでしょう?Nec_0191 Nec_0192

| | コメント (1) | トラックバック (0)

派遣会社よるあっせんを禁止

Kutuna2 7月1日の改正入管法施行にむけて、すでに法務省令の方は施行されています。なかでも重要なのがブローカーの排除。派遣会社など「営利を目的とする」機関は実習生を「あっせん」(紹介・仲介)することが禁止されました。

左のK産業は研修生と技術者を一緒に募集していました。当時送り出し機関はQでした。Qからの入国ができなくなり、別の派遣局からいれています。

会社の中に組合Kutuna

Kでは会社のなかに国際事業部をつくり、組合も〝購入〟。今ではK社長が二つの組合の理事長になっています。国際事業部と組合の住所、職員は同じです。寮、通訳、職場指導など監理は一括して国際事業部が行い、書類上は二つの組合の他、東京のH協同組合経由の研修生も事業部の担当者が監理しています。

非常勤役員・職員ならいいのか

新「指針」では監理を他の機関に丸ごと委託することは「名目のみ監理団体」とされ「不適正な受入」となっています。しかし、派遣会社の社員を組合の「非常勤役員・職員」としている場合にはどうなるのでしょうか?ブローカーがいくつもの組合の非常勤理事となっている場合もあります。

先の国会で仁比議員がこの例を出して「排除されなければいけないと思いますが」と質問したのに対し、千葉法務大臣は「おっしゃるとおりです」と答弁しました。具体的にはどうするのでしょうか。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

コクヤンが受入組合を提訴

「ベトナム人研修生送り出し機関が仲介の組合提訴」(Yomiuri online4/7)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100407-OYT8T00064.htm

「ベトナム・ホーチミンの送り出し機関が、受け入れを仲介した富山市の事業協同組合を相手取り、約6640万円の支払いを求める訴えを富山地裁に起こしたことがわかった。・・・コクヤンが日本から撤退することになり、08年1月以降は、管理費を月額2万5000円とすることで両者が合意。しかし、同年1~11月の間、組合は月額2万円しか支払わず、同年10月には月額2万円とする文書を一方的に送付した。同12月以降は、管理費を支払わず、現在も未払いが続いている、としている。」ようだ。

組合名は出ていないが「代表理事の男性は、研修生が07年、最低賃金を下回る金額で働かされたなどとして愛知県労働組合総連合に駆け込んだことを挙げ」ているそうなのでA組合ではないかと思われます。

以前からトラブっているという情報は来ていましたが・・・。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

計算違い?

今日は名古屋市内の研修生が二人きました。

雇用契約書は2種類あり、両方にサインさせられたそうです。休憩時間と休日数が違いますが、どちらも実際とはちがうそうです。総労働時間は1日7時間半で計算して、月単位で平均した月給制で、毎年11月の最低賃金改訂で計算されていましたが・・・残業代を残業時間で割るとなぜか1.25倍でなく0.87倍に。たとえば月給の方が714円/時で計算されているのに残業は622円/時。???

夜勤手当は当初1万円で後半から7500円。これも深夜時間6時間で月の半分が夜勤ですので、25%にはなっていません。

勤務時間と給与明細も2年分渡されており、しっかりしてるのですが、割増率が合わないのは何か理由がありそうですが、組合の方に言っても変わらなかったため、愛ローレンにきたようです。データはすべてそろっているので、組合の方からきちんとやってもらおうと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

静岡で外国人問題のフォーラム開催

Foramsizuoka  31日、静岡市にあるグランシップで「外国人集住都市で国際移民の次の時代を考える―社会統合、世界都市と地方都市、外国人研修制度、支援、シチズンシップ」というフォーラムが開催されました。主催は静岡県立大学大学院国際関係学研究科グローバル.スタディーズ研究センターで、愛労連からは外国人研修生問題について報告しました。

日本での外国人労働者の権利について千葉大学の鈴木伸枝教授、外国人の市民権についてカリフォルニア大学の山中啓子先生から講演があり、後半には支援の取り組みをしている4組織から報告がされました。外国にバックボーンをもつ学生も含めた討論も行われました。

コリアン、中国など以前からの問題、ブラジル・ペルーなど日系人、フィリピンからの女性を中心とした問題に加え、外国人研修生、留学生の問題など外国人に関わる様々な問題を一同に会して話し合うという貴重なフォーラムでした。

ベトナムに行っていた若い研究者とも知り合いになれ、ネットワークができたことはとても有意義でした。

外国人研修は「奴隷制度」 (4/1朝日)Photo

同じ日、国連決議に基づき調査を行っていた国連特別報告者が「外国人研修・技能実習制度」について「奴隷制度になりかねない」と批判する声明を発表しました。朝日によれば「国連人権理事会に対し今秋、改善への具体的提言を盛り込んだ報告書を出す」とされています。入管法改正との関係がどうなるのかわかりませんが、不正が続くようであればこれも盛り込まねばなりません。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »