全労連が交流集会
22~23日、松山市内で全労連の非正規労働者交流集会が開催され、外国人研修生の分科会も開催された。分科会には地元松山の中国人研修生や愛媛の研究者、学生も参加した。
四国以外にも熊本、長崎、大阪など各地で支援に取り組む仲間が参加し、活動を交流しました。各地で一番困っていることは送り出し機関を使って家族を脅迫されること。強制帰国も少なくない。ある中国人研修生は妹を拉致された。せっかく取った残業代を全て回収されてしまったこともある。また、中国での契約をたてに裁判をかけられた組織もあった。
多くは日本の受け入れ機関の方が強い立場にあるが、中国の場合、日本にいる中国人や中国にいる親戚などが送り出し機関を作っていることが少なくない。今回の改正で送り出し機関についての規定も強化されたが、外国での不正は処分まではできない。
研究者からは制度の廃止が強く言われ、実際に強制帰国を経験した県からも「廃止しかない」との声が多かった。
今日、愛知で外国人支援をしている団体の集まりがあり参加したが、彼らのところでヒヤリングした国連人権委員会特別報告者は研修制度のことを「奴隷労働」と報告した。
改正法を本当に守ることができるか、それとも制度廃止になるのか、問われることになる。
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