実習生、初の「過労死」認定
茨城の中国人実習生が08年6月に心不全のため寮で亡くなった件について鹿島労働基準監督署が「過労死」の労災認定を行いました。(中日7/3)
「実習生の死亡が多く、しかもその半分が脳・心臓疾患であり過労死の疑いが強い」ことは、昨年の5省交渉で全労連から調査を要請し、共産党の仁比参院議員も国会で質問をしています。
「愛知県労働組合総連合の榑松佐一議長は『資料が残らず同僚も帰国させられるため証明しにくいが、過労死はほかにもあるはずだ』と語る」と出ています。
JITCOの統計についての説明は私が「支援ガイド」P48に書いた内容です。
今朝、中日をみた受入団体の方から早速電話があり「新聞は受入企業のことしか書いてないが、
団体はこのことを知っていたはずだ。こういう問題のある団体を放置しておくからまじめにやっているところが迷惑を受けている。団体の名前も書くべきだ」と言っていました。
これまでの制度では2年目以後は受入企業の責任だけで「団体」の責任は問われませんでした。熊本地裁が「団体の責任」を認めた唯一の判決です。7月1日からは2年目以後も「団体の責任と監理」のもとで企業での実習が行われることになります。
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コメント
企業に規定の割増賃金を払わせて、
時間外労働を減らせばいい。
三六協定してなければ1日の残業時間は
2時間以内と決まってるし、研修生は
早く帰れて健康にもいい。
余った時間は日本語勉強すれば祖国に
帰っても仕事には困らないだろう。
企業もうるさいのが会社にいるよりは
日本人社員にサービス残業させた方が
楽だろ。
投稿: 最良の改善策 | 2010年7月 5日 (月) 23時37分
コメントありがとうございます。
今月よりすべて労働法適用になりました。
日本人と同じになります。
各組合には企業に制度改正の徹底をお願いしたいと思います。
投稿: 愛ローレン | 2010年7月 6日 (火) 12時29分