ベトナム労働副大臣に「支援ガイド」
初めて研修生問題に関わって3年半。最初のトヨタ事件のときには誤解でしょうが大使館員から「悪の組織」と言われたことからすれば、国会会期中にも関わらずベトナムの労働副大臣(写真右)に会って協力を約束していただけるようになるとは、大きな変化です。海外労働の担当者がいるなかで労働副大臣に「外国人実習生支援ガイド」を手渡せたことは画期的なことでした。
そこにはベトナム労働総連合(VGCL)の理解と協力があったことは間違いありません。VGCLからは議長が国会議員として忙しいなか予定を変更して会談に出席され、研修生問題についても何度も言及されました。「支援ガイド」(ベトナム語版)の活用も検討するなど、今後の協力についても約束いただき本当に感謝です。
ホーチミンでは帰国後も日本語学校に通う女性元研修生が案内してくれました。愛知からもベトナムへの進出が増えており彼女たちも日本語をマスターして「来年は日系企業で働きたい」と言っていました。外国人実習制度が制度の趣旨をきちんと守り、両国の友好に役立てばと思いまうす。
いっぽう、帰りの電車では受け入れ組合の職員とおぼしき男性が中小企業の社長か担当者を5~6人つれて大きな声で話していました。女がどうとか、ショートでいくらとか言っていました。残ったベトナム紙幣を集めて後で両替するとかラオスやタイの話もしていました。ほとんどツアコンです。
確かにホーチミンでは「オンナスキカ?ショーカイスルヨ」と声をかけられました。受け入れ組合の全てがこうだとは思いませんが、まだまだこんなレベルの組合があるんでしょうね。
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