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2011年2月

私達は道具じゃない

Chu110221_2 岐阜県の中国人実習生の悲痛な声が今日の中日に掲載されました。(←クリック中日2/21)

私が「トヨタの足元で」に書いた中国人研修生が言った言葉(私たちは道具じゃない。人間です)と全く同じ言葉である。

彼女たちが入国したのは2008年4月。記事のような状況は私も見てきた。しかし、09年に入管法が改正され、10年7月には改正制度が全面適用になったにも関わらずこのような事態が続いていることにガッカリする。岐阜労基署の是正勧告が行われているが、まだ未払いである。

社長は「残業したいと何度も頼まれたからやらせてやったのに。だまされた」と言っているそうだが、そんな話が通用しないことは業界関係者はみんな知っている。

問題は二点ある。一点は今回の最大の改正点である「団体の責任」だ。未払い賃金は民事で争うことになるが、入管法違反は刑事である。労基署が是正勧告した時点で入管には通知してあると思われる。団体の監理責任は免れないと思われる。

もう一点は発注者責任だ。ボタン付けなどはデパートや大手衣料スーパーからの注文が多い。こういう大手小売店がどういう単価で業者に注文を出しているか。儲けている大手流通の担当者が最初から最賃以下でないとできないような単価を押しつけてくるということはないだろうか。

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中国人実習生の相談

ここのところ相談が少なく安心していたところ、昨日2件の情報が入りました。同時でしたので同じ方かと思いましたが、違う内容でした。

両方とも中国人で3年満了の帰国前で、不払い残業を請求してのトラブルです。一件は繊維関係、一件は建築業で、どちらも厳しい産業です。両方とも労基署にいったり会社と交渉してきましたが、うまく行かないようでした。

そのうち、建築の方はさきほど友人から電話があり、中国の送り出し機関が仲介に入ってくれて話合いがまとまったようです。中国人の場合、日本国内でお金を払わせても帰国後に送り出し機関とトラブルになることがあります。今回のように送りだし機関が入ってまとめてもらうと安心できます。

逆に送りだし機関が不正に荷担することもあります。今回の入管法「改正」で、外国人の国外退去については厳しくなっているので、送り出し機関にも入管の目が向きます。送り出し機関にもきちんと要請することが効果があると思います。日本の受入組合と送り出し機関のどちらが力を持っているかにもよりますが。

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