実習生が組合から「確認書」をとる
実習生からFAXが送られて来ました。「組合の印鑑が本物かみてほしい」と言います。
「自分たちは会社の規則を違反していない」「帰国に関する費用及び私たちの合法的な権利を十分に受け取って帰りたい」として「組合が会社と話し合って日本の法律を遵守し、円満に解決するように」求める「確認書」をつくりました。
実習生達はこの確認書をブローカーIの担当者に渡し、組合の印を押してくるよう求めました。
それが左の確認書です。左下に組合のゴム印と朱印が押してありました。彼女たちの行動力に敬服です。組合の言い分だけを伝えてくるG労組とはえらい違いです。
ベトナム社会主義共和国
独立―自由―幸福
確認書
c事業協同組合へ
私たち、1.T 2.N 3.N 4.N 5.N 6.V
現在、それぞれの入国時期が異なるが、「T」という会社で実習しております。会社の経営が困難しているため、私たちの実習を契約どおりに保証できていないので、生活の面がとても大変です。やむを得ず、私たち全員は早期帰国しなければならぬ。実習の間、私たちは一切法律及び会社の規則を違反したことがありません。今回の帰国はきちんと日本の法律を準に従うことです。というわけで、帰国に関する費用及び私たちの合法的な権利を充分に受け取って帰りたいです。
貴組合が会社と話し合って日本の法律を遵守し円満に解決するように私たちは依頼いたします。宜しくお願い致します。どうもありがとうございました。
2011年12月09日
C事業協同組合の承認 印 各サイン
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