実習生問題の背景にある低賃金構造
25日の実習生シンポでは斉藤貴男(ジャーナリスト)、安田浩一(ジャーナリスト)、遠藤隆久(熊本学園大学教授)、坂本恵(福島大学教授)、永山利和(日本大学教授),指宿昭一(弁護士)の6名のシンポジストが報告。その後、実習生支援の活動に取り組む熊本、徳島、愛知県労連から報告。
シンポでは実習制度をめぐる様々な問題点や訴訟の取り組みなどが報告されましたが、熊本の農業実習生裁判が最高裁にかかっておりここに向けた取り組みが強調されました。
外国人実習制度の廃止を求める意見がある一方で、制度を廃止しても低賃金の産業構造がある限りブローカーはまた別の方法で不正な入国を行うという意見も。斎藤貴男氏(写真)からは外国人問題でも消費税でも他のいろんな問題でも「被害者同士が争わされている」と指摘がありました。
また福島大の坂本先生からは3.11大震災の時には実習生からの相談が相次いだ事が話されました。
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