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2012年7月

あきれる証言が次々と 朋友―中国人実習生裁判の被告側尋問

<長崎県労連ニュース7.19>より

 「朋友‐島原中国人縫製実習生訴訟」の被告側証人尋問が 7月 17日開催され、リズミック社長、第 1次受入機関の雲仙アパレル協同組合理事長、派遣ブローカーの上海世華貿易社長、上海世華貿易通訳(中国人)の 4人が出廷して証言しました。

◆録画や録音で、被告は言い逃れ不能に

リズミック社長は「残業は強制したものではなく、たくさん稼ぎたいからと研修・実習生たちが希望したもの」と主張しましたが、原告代理人の反対尋問で、中国人の来日前から会社は残業させることを計画していたこと、労働時間をごまかすために二重帳簿を妻(被告)に作成させていたことを認めました。 社長は研修生の残業を隠すために、裁判所には研修生時代の労働時間記録を破棄したノートを提出していました。原告側は、原告たちが会社在籍中にビデオ録画した労働時間記録ノートを証拠として提出しており、尋問で社長は録画された部分のノートが存在したことを認めました。この録画には、5期生(雷麗華さん、王麗琴さん)の研修生時代の残業代を被告上海世華の施通訳に渡していた事実が写っています。研修生に違法な残業をさせ、隠ぺいさせ、3年間の過酷な労働を強制するために、研修生時代の残業代は中国に帰国してから支払うという、人質のような卑劣な管理をしていました。二人には研修生時代の残業代 53万円はまだ渡されていません。 5期生(雷さん、王さん)の研修生時代の残業代を被告上海世華の施通訳が預かっていた証拠(会社の労働時間記録ノート)の録画の静止画像の一部。原告側の証拠として提出。

1207191 1207192 写真5期生(雷さん、王さん)の研修生時代の残業代を被告上海世華の施通訳が預かっていた証拠(会社の労働時間記録ノート)の録画の静止画像の一部。原告側の証拠として提出。 

◆セクハラの録音にも言い逃れ 
 また、原告たちは当時、自分たちと社長や協同組合理事長らとの会話を録音しており、原告側は録音のコピーと会話のテープ起こしに反訳をつけて提出していました。この中には社長のセクハラや、協同組合理事長と役員らが「研修生の残業は秘密。外にばらすと残業賃は没収する。強制帰国させる」などと研修・実習生を脅している様子が録音されています。   
尋問で録音反訳を突き付けられた社長は、セクハラ部分の記述を「覚えていない」と言い逃れしたものの、原告たちが「ダメ。社長。すけべ。だめよ、お尻」などと社長に抗議している場面について原告代理人が、「あなたは一体何をしたのですか?」と詰め寄ると、社長は「ハイタッチした」と唖然とする回答をしました。   
5月 28日・29日に開かれた原告本人尋問で明らかになった、デタラメな中国語が書かれた「賃金の口座振り込み同意書」について社長は、「作成者は知らない」、「協同組合事務局から書くように指示された」、「日付はあとで入れた」などと答え、無責任ぶりを露呈しました。 

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