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二年目から休日が12日減に

131 先月末にきたフィリピン人実習生。5/20での解雇予告書をもってきた。
解雇理由証明書には「1.職務命令、指導に対し重大な違反行為 年金及び市県民税の支払い義務の指示命令に対し、支払い放棄と会社側への無謀な請求行為による。2.協調性が取れず、職場環境及び周囲職場従業員との連携業務が困難である」と書いてある。

母国での契約内容と違う

雇用契約書はJITCO書式のものがそろっていて、それ自体には不備はない。これだけ見ると、書類的には問題なさそうだが・・・。実習生の話を聞くと契約書では社会保険に加入だが、実際には1年目は未加入。2年目から国民健康保険で年金は未加入。トラブルの原因は年金では無く保険料の支払いのようだ。
さらに土曜日の勤務で不払いの日があるという。タイムカードに「振替」と書いてある。入国前に交わした契約書で年間休日118日となっていたものが1年後に106日に減っていた。2年目からの賃金も母国での契約13.5万円が13万円に減っている。サインもあるが、当人は納得していないようだ。どうもここがトラブルの発端のようだ。

実態は元請けが監理か?

しかし、どこを探してもT工業というのは見当たらない。どうも契約書にある「T工業 CO..LTD」は自営業か個人のようだ。
実習生は「交渉しているのはTでも組合でもなくY社長だ」という。愛労連にも「実習生はもう解雇したのでお宅は関係ない」と電話をかけてきたのもY社長だった。
Yが元請で受け入れ人数を増やすために孫請けのT名義にしているのか?自営業では監理できないのでYが代わりにやっているか。「名ばかり監理」も「名義貸し」も不正になる。
Y社長は「自分もT・S組合の組合員だ」と言っていた。私が「一次でも二次でもないあなたが監理するのは不正になる。入管に聞いてください。」と言ったら驚いていた。

愛知の中小下請企業は徹底的にコストダウンをかけられていて、たいへんなやりくりをしていることはわかるが、こじれた時には誠意をもって話し合うしかない。

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外国人実習生」カテゴリの記事

コメント

日本人でなく外国人を雇用?する訳ですから、
日本人以上に厳格に法令順守しないといけない
時節柄なのかもしれませんね。
中小零細企業がどこまで対応できるのかも疑問符
がつきます。

中小零細企業の環境が日々厳しさが増すのも
事実ですし・・・・・

経営者さんの感覚に頼る部分が大きいですね。

実習生は3年で帰国する訳ですし実習生にして
みれば3年間で出来るだけ稼いで帰りたいのが
本音でしょう。
帰国した後、その企業がどうなっても関係ない
ですし、その企業にも愛着もわかない。
言葉は悪いですができるだけもぎ取って帰国する。
そんな思いもあるのではないでしょうか。

実習生制度には様々な縛りが多すぎるのも事実です。
建前があくまでも実習というのも、もう時代にマッチ
してないですね。

外国人を雇用?するリスクが高くなってきていま
すので日本人を雇用した方が長い目で見るといい
のかもしれませんね。

投稿: 通りすがり | 2013年5月14日 (火) 16時53分

通りすがりさん
コメントありがとうございます。
会社から「解雇を撤回する。3年間の期間満了まで実習させる」と連絡がはいり、実習生も了解しました。
でも社会保険の問題については今後も要求すると言っています。

投稿: 愛ローレン | 2013年5月16日 (木) 09時56分

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