« 日本人代表による送り出し機関 | トップページ | 教文を広島入管へ告発 »

<修正>ブローカー教文の調査を

※8/20の投稿について8/24に広島入管から実態を聞きました。「強制的に帰国させることはない」の前提で、担当者は少ない人員で必死で調査しているが追いついていない状況であることがわかりました。

ブローカーへの強制調査権ががない

もう一つの問題点は技能実習制度で「あってはならない」とされている営利企業の介入について、この事件のように実態を支配している派遣会社への強制調査ができていないことがわかりました。このブログでも再三ブローカー問題を取り上げてきましたが、これではブローカーの不正を止められません。制度改正を待つのでなく、この事件を機になんらかの対応が求められます。

*****

帰国ありき!2

気仙沼から逃げてきたベトナム人実習生の事件。6月25日に名古屋入管に出頭して失踪の理由を説明しました。ブローカー「教文」が入っていることもわかりました。しかし一ヶ月以上たっても広島入管から連絡がこないので、今月7日名古屋入管に再度本人といき、9日に福山の受入組合にゆき、週明けにも広島入管につれてことにしました。

ところが、一週間後の17日、本人から「ベトナムに帰されるので名古屋に逃げたい」と電話がありました。受入組合は広島入管につれて行かないばかりか、20日でビザが切れるので帰国させると言っていることがわかりました。入管も本人から事情を聞こうとしていませんでした。これではブローカーは不正のやり得です。広島入管に連絡し、やっと事情聴取を行い30日間の短期ビザを取りましたが、理由は関係なく「失踪してバイトしたら帰国ありき」の態度でした。

「正当な理由」は調査しないのか?

Tさんは派遣会社「教文」の牟田社長が代表の送り出し機関TRACODIから、同じく教文がもつ受入団体「びんご真心協同組合」に送られました(日本の入管には別のw組合名)。Tさんは「自分の聞いていた職種と違う」と「びんご」や教文、大使館にも相談しましたが、相手にされませんでした。名古屋入管で見た書類でTさんは母国で、全く経験のない建設会社で鉄筋の仕事を3年間していたことになっていました。就業場所が全国の受注現場となっていることも初めてしりました。ブローカーは東北で人手不足の建設作業員として働かせることが目的で騙したのです。わずかな給料も未払いで、やっとのことで愛労連たどりついたのに、広島入管は「その間何をしていたのか」というばかりで、教文や「びんご」のことは「別問題」として失踪理由の調査を行おうとしていません。

Tさんは在留資格がまだ二ヶ月ある間に名古屋入管に二度出頭し、その後も何度も失踪した理由がブローカーによる不正である証拠と陳述書を提出してきました。しかし広島入管はこの二ヶ月、本人から事情を聞こうとしませんでした。ブローカーを調査しなければ失踪の理由はわかりません。

実習生は逃げるしかない

 現在国会に提出されている入管法改正案では実習生が失踪した場合「直ちに在留資格を取り消すことができる(正当な理由がある場合を除く)」とされています。在留資格が残っている今でも「正当な理由」を調査しようとしないのに新法で直ちに在留資格を失ったらどうやって証明するのでしょうか。自ら出頭しても調査しない入管が、新法ができたら調査するとは思えません。
 受け入れ枠を大幅に増やすことになっているので、入管の現行体制では追いつきません。そこで捕まえやすく、強制帰国をしやすくするのですが、悪質な受入機関はすり抜けてしまいます。新法では受入団体を許可制にしますが、ブローカーへの罰則・対策なしでは不正は減りません。

これでは失踪者から相談があっても、入管につれて行くのをためらいます。実習生は逃げるしかありません。

|

« 日本人代表による送り出し機関 | トップページ | 教文を広島入管へ告発 »

外国人実習生」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: <修正>ブローカー教文の調査を:

« 日本人代表による送り出し機関 | トップページ | 教文を広島入管へ告発 »