新法案でブローカー派遣会社への調査ができるか
先日、櫻花協同組合の巨額不正事件が報道されましたが、以前このブログで告発したアケボノ事業協同組合も巨額脱税をしていました。その手口は、いったん送り出し機関に払った金をキックバックで受け取るというものでした。私がアケボノを告発し、受入が停止されたあと、ベトナムの送り出し機関に金を払わなかったため、そこから裁判を起こされました。その後税務署が入りました。
「櫻花協同組合」の櫻参与はもともとブローカー派遣会社「教文」の役員で、教文本社内にある「しまなみ国際協同組合」(現在不正処分中)の代表でした。同社内にある「びんご真心協同組合」にも関わっているようです。
新法案は団体への監督には触れていますが、実質支配してキックバックをうけるブローカー派遣会社への調査を行うか不明です。
***
外国人研修生 仲介業者が脱税
外国人研修生を受け入れ、仕事先を仲介している富山市の業者とその関連会社が
あわせて3億8000万円余りの所得を隠し、8600万円余りを脱税していたとして
富山市の会社役員、浜井良明被告(54)と浜井被告が代表を務める、
富山市の「アケボノ事業協同組合」と、その関連会社の「ゼオン」の
2つの法人が法人税法違反の罪で起訴されました。
起訴状などによりますと浜井被告は、平成16年から去年までの5年間に、
研修生の仕事先を仲介した際、複数の企業から受け取った紹介手数料の一部を
預かり金として申告し売上金として計上しなかったり、海外へ行った際の経費を
実際より多くしたりする手口で2つの法人あわせて3億8000万円余りの所得を隠し、
8600万円余りの法人税を脱税した罪に問われています。
富山地方検察庁は金沢国税局から告発を受け、17日、浜井被告と2つの法人を
法人税法違反の罪で富山地方裁判所に起訴しました。
浜井被告は起訴された内容を認めているということです。
NHK富山県のニュース 12月18日 15時08分
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