« JEDIC(城北電装)の不当労働行為 | トップページ | 法務省はボッタクリ家賃をどこまで認めるのか »

JEDIC寮費ピンハネを認めた入管に抗議

フィリピン人実習生から4万円もの寮費をとりながら、愛労連を営利団体と侮辱した(株)JIDIC(城北電装)を入管が「不適正ではない」としました。愛労連は本日、法務省と入管に抗議文を送りました。
2010年の制度改正以後、高い寮費をとる受入企業が目につくようになっています。そのなかで、今年5月に来たフィリピン人女性はそれまで2DKに9人で3万円の寮費だったものが新寮で4万円に値上げさせるので困っているというものでした。当方で調査したところ、別紙のように近隣の新築アパート、マンションと比べても2~3倍で、しかもその隣には社長の豪邸が建っているなどまさに外国人実習生を食い物としていました。
 ところが入管は、告発から半年以上たっても指導を行わず、本日の報告で「調査が終わったが、不適正ではない」とこたえました。しかしこのようなピンハネを認めることは、今後も上限なしに不当な寮費を野放しにし「奴隷労働」とのそしりを免れません。
 愛労連はこの暴挙に断固抗議し、技能実習制度の廃止に全力をあげます。
Jedic

|

« JEDIC(城北電装)の不当労働行為 | トップページ | 法務省はボッタクリ家賃をどこまで認めるのか »

労働相談」カテゴリの記事

外国人実習生」カテゴリの記事

愛労連」カテゴリの記事

コメント

腹立たしい話ですね。ただ入管局と労働局は連携制度がありますし、本件のような労基法関係の不正行為はどちらかと言えば労働局側の判断が大きいのではないかと思われます。前の記事のコメントにもありましたが、本件は労基にとって指導するには難しい部分もあるようですし、それで入管も指導を諦めたのかもしれません。
宿舎費等の経費を実費の範囲内に収める原則を徹底するには、労基などに頼らず、入管への申請時に控除額の算定根拠明示を義務付けて入管自身でしっかりと審査する仕組みを作らなければ、この問題は今後さらに多発するでしょう。

投稿: ラジオライト | 2015年12月11日 (金) 00時20分

金額が安ければそれなりの部屋でもガマンしますが、ここは金額も高すぎです。
JITCOは近隣の同程度の家賃を超えないとしています。少なくとも近隣相場の二倍以上は不正にすべきです。
入管が不正と認定すれば、労基署に24条違反で訴えたいと思っているのですが。
これまではたいてい入管から助言してもらい、話し合いで解決してきましたがこの数年入管の本部の姿勢が悪くなっています。やむをえないので、労働組合として団体交渉を行います。

投稿: 愛ローレン | 2015年12月20日 (日) 22時00分

金額が安ければそれなりの部屋でもガマンしますが、ここは金額も高すぎです。
JITCOは近隣の同程度の家賃を超えないとしています。少なくとも近隣相場の二倍以上は不正にすべきです。
入管が不正と認定すれば、労基署に24条違反で訴えたいと思っているのですが。
これまではたいてい入管から助言してもらい、話し合いで解決してきましたがこの数年入管の本部の姿勢が悪くなっています。やむをえないので、労働組合として団体交渉を行います。

投稿: 愛ローレン | 2015年12月20日 (日) 22時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: JEDIC寮費ピンハネを認めた入管に抗議:

« JEDIC(城北電装)の不当労働行為 | トップページ | 法務省はボッタクリ家賃をどこまで認めるのか »