トヨタ系で不正処分の伊東和彦氏が・・・
2年目に移るための試験料が一人6万円という日本ソーイング技術研究協会。新たに厚労省が認可した「座席シート縫製」職種の試験だ。小さな会社が3人で18万円もの負担はたまらない。
筆頭理事に不正事件の伊東和彦氏
この協会役員を見ると御園慎一郎理事長のもと筆頭理事に伊東和彦氏の名前がある。伊東氏はこのブログをはじめるきっかけとなった豊田技術交流事業協同組合の理事長(当時)である。当時100人ものベトナム人実習生が1時間300円、400円の残業代で働かされ、なかにはトイレにいくたび1分15円の罰金など人権侵害、セクハラ、強制貯金などが多発していた。
相談にきた研修生に対し伊東理事長は大使館員に「愛労連は悪い組織である。ここに委任したり、加担したものはベトナムの法律で処罰される。」と愛労連に出した委任状を取り消す書面にサインをさせるなど妨害した。
この事件は国会でとりあげてもらい、当時の「指針」で「帰国指導」となっていたものを全員他の企業で研修を継続できるようになったが伊東理事長からはなんのお詫びもなかった。
本部試験会場は伊東産業
協会は名古屋市内にあるが本部試験会場は豊田市中町中前の伊東産業になっている。「座席シート縫製」職種にはトヨタ紡織系の下請け企業がおおく、伊東氏はまたしてもトヨタ紡織系の下請け企業から高額な試験料を取ろうとしている。
大物政治家の名前も
理事の名前をみると御園慎一郎氏のほかに事務局長に中川雅彦氏、理事に安達賢太郎氏があるが、この2人は大物政治家の後援会(〇亀会)でも名前を聞かれる。どういう関係か?厚労省がこの協会に試験を任せることにしたことと関係があるのか?
会員にすることが目的か?
ソーイング技術研究会は会員を募っている。受入企業が会員になると受験料を安くしたり、またこのように特定職種の試験を一手に引き受けることで実習生の受入に影響を持つのではないか疑われる。試験機関には受入機関との関係をもたない中立性が求められるのではないか?
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