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不正組合への指導せず帰国理由つくり

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昨日の法務委員会で法務省は受け入れ機関に不正があった場合、新たな実習先の確保を「受け入れ機関に指導する」、実習生には「当該機関が説明していると承知している」と答弁しました。

いまだに組合への指導はせず、執拗な友人調査

Tさんに説明されてないことは長尾補佐官が知っています。しかしいまだに指導していません。その一方で「最賃違反やパスポート取り上げなどの不正が多くとても忙しい」名古屋入管にTさんの友人に聞きまわらせています。全く本末転倒です。友人たちに支援させず、Tさんを追い詰めて帰国させるためでしょう。法務省の不作為こそが人権侵害です

2000万円の横領があっても「非営利団体」

Tさんの職種書類偽造をおこなった教文では櫻花協同組合役員が2000万円横領で逮捕・起訴されています。それでも法務省は「事業協同組合だから非営利」と調査を拒否。ブログをみた関係者から「他の組合はもっと受け入れ人数が多いので、こんなものではない」と情報が寄せられています。

教文の牟田社長は教文内にある送り出し機関日本支部の代表になっています。送り出し管理費の水増し請求を指摘する声も聞かれます。「母国の送り出し機関に聞いたら管理費5千円だった」という受け入れ企業もあります。

直ちにTさんの在留資格を

法務大臣は「在留状況など諸般の事情を総合的に判断して在留を認めることがある」と答弁。このように失踪した理由が受け入れ機関の不正が明らかになり、本人に説明も生活の保障もおこなってこなかったことが「諸般の事情」です。

法務省は人権侵害をやめ一日も早くTさんの在留を認めるべきです。

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コメント

>母国の送り出し機関に聞いたら管理費5千円だった
とありますが、企業側は何してたんでしょうね。
自分の所の大事な戦力になり得る人材と考えている
のなら、チェックすると思います。
「3年間の使い捨ての労働力」
と言われても仕方がない状況でしょうか。。。
もちろん、実習生に対して真面目に取り組んで
おられる企業さんも多いとは思います。

この制度でお金儲けはできないはずなんですけどね。
実際、組合なんて細々とでも運営できればいい訳
ですし、年に一回の総会で決算の報告もされている
はずなんですけどね。
少なくとも組合員さんは不自然なお金の流れは
チェックできるはずなんですけどね。
この制度の事を詳しく知らない企業、若しくは
全て人任せにしてる企業はブローカーにとって、いい
“カモ”なのかも知れませんね。JITCOに替わる新しい
組織ができるようですが、企業訪問の時にでも
ブローカー排除の指導もお願いしたいですね。

ちなみに、企業でも例え不正認定受けたとしても、
取締役の名前を変えたり、住所を変えたりして、
受け入れしてる所もあるでしょうね。入管とすれば
書類上の不備が無ければ許可せざるを得ないでしょう
から、その辺りの対応も必要なのかもしれませんね。

投稿: 通りすがり | 2016年4月 7日 (木) 13時59分

通りすがりさん
いつも、いいアドバイスありがとうございます。
教文関係の受入から入れている企業が1.5万円の送り出し監理費を請求されているのでおかしいと思い、本国に問い合わせたらそう言われたという情報です。
間に委託企業が入っていると業務委託費になるので、受入組合では利益計上しないのでしょうね

投稿: 愛ローレン | 2016年4月 7日 (木) 16時54分

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