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失踪の正当な理由は「まだ調査中」

昨日、法務省入国在留課補佐官から電話。
タン君の申請について「失踪に正当な理由があったかも合わせて在留状況を調査中」だと言う。
在留状況は審査を延ばせば延ばすほど変わってくるが、失踪の理由は昨年6月に名古屋入管で事情を聞かれている。タン君は母国のエアコン工場で働き溶接の試験を受けてきたのに、日本では気仙沼の土木作業員にされた。
この事を組合の担当者(実はブローカーだった)や大使館に相談した。それで帰国されそうになり逃げた。
名古屋入管で「タン君のサインがある」と見せられた雇用契約書をよく見ると経歴、職種欄は日本語だけで、建設会社で鉄筋工3年半になっていた。


27日の法務委員会で宮川能力開発局長は
「現行制度におきましては、雇用契約書契約書など、日本語に加えて、母国語によっても作成するなどして、雇用契約の内容が技能実習生に十分に理解できるようにしなければならないこととされておりまして、入管手続きにおきましては、これらの関係書類を提出させる形でチェックをしている」と答弁した。

少なくとも本人が訴えた職種が日本語でしか書いてない事がここで明らかになった。さらにその後ベトナム政府に出された失踪通知書でもその事が確認された。

ところがこれだけ証拠を提出してもいまだに失踪の正当な理由も含めて10ヶ月たってま調査中とはどういうことだ。
技能実習制度ではその趣旨から言っても職種違いは決定的にまずいだろう。

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