毎日新聞にも
労働環境改善 自主点検求める
労働局・名古屋入管が東海3県初
報告義務、虚偽には厳重処分
/岐阜
毎日新聞2017年3月3日
低賃金、長時間労働など違法労働を強いられる外国人技能実習生の劣悪な労働環境改善に向け、岐阜労働局と名古屋入国管理局は2日、実習生が働く事業所と事業所が加盟する組合などの監理団体に対し、関係法令を順守しているか自主点検を求めたことを明らかにした。最低賃金以下の労働や時間外労働の有無などの報告を義務付け、虚偽が発覚した場合は法令に基づく厳重処分を科す。岐阜労働局によると、こうした試みは東海3県では初めてという。
県内127団体が対象。点検項目を列挙した報告書を2月に送付し、4月5日までに回答して返送するよう求めている。
「人権侵害排除」「不法就労等犯罪防止」などの項目が並ぶ報告書
点検項目は監理団体用20項目、事業所用35項目。暴行・脅迫・監禁のほか、宿舎からの外出、携帯電話の所持、来客との面会禁止の有無、労働時間や割増賃金の具体的数値などについて、「適正である」「一部不適正」「適正でない」の3項目から選択して申告するよう求めている。報告内容が虚偽の場合は厳重処分とするが、報告が真実なら不適正であっても、改善が見込める限り厳重処分の対象としないと通知している。
岐阜労働局によると、県内では約1750の事業所に約1万人の外国人技能実習生が働いている。最低賃金以下で働かせたり、時間外労働に適正な賃金を支払わないなどの事案が相次いでおり、1月の事業所への臨検では、9割のケースで虚偽や証拠隠滅などの不正が見つかった。
| 固定リンク
「外国人実習生」カテゴリの記事
- 中部地域協議会へ意見書を提出(2022.06.27)
- GTS協同組合の寮退去費用ボッタクリを許すな(2022.06.17)
- 実習生による申告が「不正行為を是正」(2022.06.16)
- 意見書をだしましょう(2022.06.05)
- 「外国人労働者と法-入管法政策と労働法政策」(早川智津子、信山出版社)を読んで(2022.04.25)
「愛労連」カテゴリの記事
- 中部地域協議会へ意見書を提出(2022.06.27)
- GTS協同組合の寮退去費用ボッタクリを許すな(2022.06.17)
- 実習生による申告が「不正行為を是正」(2022.06.16)
- 意見書をだしましょう(2022.06.05)
- 「外国人労働者と法-入管法政策と労働法政策」(早川智津子、信山出版社)を読んで(2022.04.25)
「ベトナム人」カテゴリの記事
- 実習生による申告が「不正行為を是正」(2022.06.16)
- またしても監理団体の家賃ボッタくり(2022.02.14)
- 休みが欲しければ乳搾りにいけ(2022.02.14)
- 実習生に合わせない監理団体(2022.02.11)
- 一カ月に休み1日でも休日労働代ゼロ(2022.02.02)
コメント
厳重処分って言っても、たいして何もしないんですよね。だって、厳重処分する法的根拠がないですからねぇ。
それを期待する愛労連も情けないなぁって思います。
それに、逮捕されても平気な人たちなんですよ。いったいどんな処分が厳重な処分になると思いますか?
投稿: | 2017年3月 5日 (日) 17時47分