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縫製業から最賃違反の一掃を

Soudan1617

10月1日から最低賃金が引き上げられます。これに伴い工賃の引き上げ、最賃違反の一掃を要請します。
資料として昨年からの相談事例をつけて、国、愛知岐阜労働局に要請します。
愛知・岐阜の労基署の協力で次々と指導が行われています。

経産省・法務省・厚労省への要請

縫製業技能実習実施機関における
最低賃金違反の一掃の要請
ひごろ外国人技能実習制度の適切な運営にご努力ありがとうございます。
私どもは技能実習生からの相談を受けておりますが、昨年愛知・岐阜を中心に縫製業の実習生からの相談がたいへん多くなっています。昨年7月から今年8月までに16件の相談があり、うち12件が労基署への申告により調査・指導、2件が自主解決、1件が申告準備中となっています。愛知・岐阜労働局、名古屋入管には速やかな対応をいただき多くの実習生が助かっています。
縫製業での不正多発については、昨年の国会で世耕経産大臣から答弁いただいた調査が今春行われました。この調査で工賃が「適正に引き上げられた」のはわずか2割です。岐阜県では1割しかありませんでした。
また、2月には岐阜労働局長・名古屋入管局長名で、監理団体を通じて実習実施機関に「労働関係法令等自主点検」を行っています。
最低賃金はこの5年間で岐阜県が2012年713円から2016年776円に、愛知県が2012年758円から2016年845円へと上がっています。しかし監督署から指導されたある業者は「この十年間に工賃は全く上がっていない」と言っていました。愛知・岐阜アパレルで最賃違反がまん延している原因が工賃にあることが明らかです。
最低賃金は今年10月1日から岐阜で800円、愛知で876円となります。改正「下請中小企業振興法・振興基準」では親事業者は、取引対価の見直し要請があった場合には、人手不足や最低賃金の引き上げなどによる労務費の上昇について、その影響を反映するよう協議するよう求めています。
今年10月1日の最低賃金改定、11月1日の技能実習法施行にあたってすべての実習実施機関で最低賃金違反を一掃するよう以下のように求めます。
(1)技能実習実施機関での最低賃金違反を一掃すること
(2)法制業界団体に対して、過去5年間の最低賃金の引き上げに見合う工賃になっているか縫製業者との協議を行うよう指導すること。

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