帰国確認書にサインしろ
実習計画と全く違う場所で、重い肉を運ぶ作業だけをさせられた実習生。
彼女たちは広島県の会社がダメになり6月に愛知県にきました。
しかし、場所も作業も書面とまったく違う仕事で、3人のうち1人はすでに失踪しました。
相談にきた実習生は8月、OTITに申告して調査してもらいました。
OTITからは会社を移籍することになったと報告をうけました。
突然帰国確認書
ところが今日、会社から「一身上の都合」という退職届と合わせて
「私は下記の理由により、技能実習を途中で中止して帰国することになりました」
「今回の途中帰国に関しては、私個人の意思であることに間違いありません」
という途中帰国確認書にサインするよう求めてきました。
そもそも実習計画と違う仕事ですので一身上の都合(自己都合)ではなく、退職するにしても移籍先を見つけてからでなければ不安です。
機構名古屋事務所に対し、「これは申告者に対する不利益扱いではないか」と言ったところ
「サインしろというだけでは不利益扱いにはならない」と言われました。
しかし、サインしたら同意ですから当然不利益扱いにはなりません。
代理人ではだめなので、本人が電話するか、機構まで来るようにと言われました。
これでは失踪はなくならない
帰国させられそうになって逃げてくる実習生が少なくありません。
普通は口頭で証拠などありません。
「帰国確認書にサインしろ」と紙を渡せば、帰国しろと言われたと思うのが当然です。
申告した実習生に機構がこんな対応なので失踪者は減りません。
| 固定リンク
コメント