縫製業での最賃違反一掃を要請

Gihu170916  10月1日からの最低賃金引き上げを前に、全労連東海北陸ブロック協議会は9月15日、19日の両日に岐阜労働局、愛知労働局に対し、縫製業での最低賃金違反一掃を要請しました。両労働局とも監督課長から最賃違反の一掃にむけて特別な努力をしているとの回答をいただきました。
Mai170920 →岐阜新聞9/16、←毎日新聞9/20
 全労連からは実習生からの申告に速やかに対応いただいていることに感謝をつたえ、引き続きの奮闘をお願いしました。
監督官は増えても・・・
 実習生の申告が増える一方、監督署の職員はとても少ない状況です。政府は労働基準監督官の増員を決めましたが、愛知労働局によると「監督官の数は増えても、職員全体の数は今年も減少」だそうです。労働基準監督官の資格を持つ方は増えても、事務官や労災事故の調査をする専門職の技官が減らされ、そこに監督官が回されているそうです。

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SNSで不正を告発

昨年7月、突然この動画がスマホから流れてきました。
黒い服をきた男が実習生たちを脅しています。

「残業400円、クミアイ知りませーん」
「直接話し合ってください」
「また来るねー」
「ローキ!!」
「どないもしてやれん」

労基署の調査があったあと、全員がアペルト組合(監理団体)に集められました。
クミアイ(監理団体)の代表は真ん中の女性。
ここは矢口縫製の社長が代表でしたが、登記簿ではこの女性に変わっていました。
ところが、どうもこの男が実質的に監理しているようです。矢口縫製にあった名刺をみると神戸の建設会社の社長。しかし、岐阜県では労働団体の名前でクミアイとの仲介をしているようです。
言葉でうまく説明できない実習生でもこうして不正を訴えることができました。
厚労省は「SNSは使えない」
この動画はフェイスブックのライブ動画です。実習生の多くは国際電話が無料でできるSNSを使用しており、ケイタイ電話を使うことはあまりありません。パソコンももっていません。
ところが、先日の厚労省の説明では「SNSはセキュリティ上の問題がある」ので実習生からの相談・申告には使えないとのことでした。HPからの書き込みだけで、動画はもちろん、写真も送れないそうです。
厚労省はイジメ相談にSNSの活用を検討しており、すでに自治体ではLINEでの相談が始まっています。技術力の差か、やる気の問題か、「実習生保護」の本気度が問われています

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社会保険への加入確認を

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 有限会社Iプレスの実習生が料理中にケガをしました。実習生は昨年8月に入国しましたが未だに健康保険証をもっていません。会社に病院につれていくよう求めましたが、なかなか連れていってもらえません。入管に訴えてやっと手術できる病院につれていってもらいました。
書類では受入は姉のところ
 労基署の調査でわかったのは、入管に提出した雇用契約は㈲Iプレスではなく、Iプレスの社長の親族名義で自営業になっていました。書類だけのダミーです。
在留カードの住所は隣の市になっています。ふつうは市役所に届けに行ったときに、国保の加入手続きもするはずです。手続きしなかったのか、書類が届いていないのかわかりません。
彼女たちは㈲Iの工場内にあるプレハブに住んでいます。この間の大雨では何度も雨漏りしました。家賃は毎月34,000円です。
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新制度で実習企業は
事前に届出に

 新法では実習生を受け入れる会社は事前に機構への届け出が必要です。このようなダミーは認められなくなると思います。

団体は社会保険加入の加入確認を
いっぽう、新法の運用要領には社会保険への加入確認が記載されていません。実習先が個人事業主で、国保に加入させる場合には保険料も高いうえ、病気などで休んだときの傷病手当金もありません。
15日に法務省・厚労省に要請します。
監理団体は実習企業が正しい手続きをしているか確認し、実習生にもきちんと説明するよう求めたいと思います。

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実習生新法でブローカーは?

昨年7月に、いきなりスマホから流れてきた動画。残業代400円を訴えた岐阜アパレルの実習生がクミアイに呼び出されました。
「8日(金)、お金持ってきた。その時何もありませ~ん。火曜日、いきなりローキ。どなうなってんね」
組合の役員(女性)の横で黒いダボシャツのおっさんが関西弁で怒鳴る。名刺をみると神戸にあるアドヴァンス工業の社長となっている。「ホショーキン。クミアイしりませ~ん」と説明している。いったい何者か。

11月から実習生新法(技能実習法)が施行されます。これまでは許可を得ないで監理を行っていたもの(ブローカーなど)に対する罰則がありませんでしたが、許可を得ずに監理をした場合には罰則ができました。また役職員が不正に関与した場合だけでなく雇用契約に関係なく「従事者」が不正を行った場合も法人が処分の対象になります。
クミアイの役員ではないが、送り出し機関との関係はありそう。労働団体の名前も名乗っているようで、監督署と入管ではよく知られているそうです。新法ではこういう輩はどうなるのだろう。

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外国人実習生に頼る岐阜アパレル

中日新聞が岐阜アパレルの実習生問題を書いてくれました。
6月に岐阜版で特集が掲載され、岐阜労働局でも「中日に出てましたね」と注目されていました。
今回は経産省に要請する直前でしたので、これも紹介したいと思います。
また今月から大学生の講義が4回入っていますので、この記事も使おうと思います。
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縫製業から最賃違反の一掃を

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10月1日から最低賃金が引き上げられます。これに伴い工賃の引き上げ、最賃違反の一掃を要請します。
資料として昨年からの相談事例をつけて、国、愛知岐阜労働局に要請します。
愛知・岐阜の労基署の協力で次々と指導が行われています。

経産省・法務省・厚労省への要請

縫製業技能実習実施機関における
最低賃金違反の一掃の要請
ひごろ外国人技能実習制度の適切な運営にご努力ありがとうございます。
私どもは技能実習生からの相談を受けておりますが、昨年愛知・岐阜を中心に縫製業の実習生からの相談がたいへん多くなっています。昨年7月から今年8月までに16件の相談があり、うち12件が労基署への申告により調査・指導、2件が自主解決、1件が申告準備中となっています。愛知・岐阜労働局、名古屋入管には速やかな対応をいただき多くの実習生が助かっています。
縫製業での不正多発については、昨年の国会で世耕経産大臣から答弁いただいた調査が今春行われました。この調査で工賃が「適正に引き上げられた」のはわずか2割です。岐阜県では1割しかありませんでした。
また、2月には岐阜労働局長・名古屋入管局長名で、監理団体を通じて実習実施機関に「労働関係法令等自主点検」を行っています。
最低賃金はこの5年間で岐阜県が2012年713円から2016年776円に、愛知県が2012年758円から2016年845円へと上がっています。しかし監督署から指導されたある業者は「この十年間に工賃は全く上がっていない」と言っていました。愛知・岐阜アパレルで最賃違反がまん延している原因が工賃にあることが明らかです。
最低賃金は今年10月1日から岐阜で800円、愛知で876円となります。改正「下請中小企業振興法・振興基準」では親事業者は、取引対価の見直し要請があった場合には、人手不足や最低賃金の引き上げなどによる労務費の上昇について、その影響を反映するよう協議するよう求めています。
今年10月1日の最低賃金改定、11月1日の技能実習法施行にあたってすべての実習実施機関で最低賃金違反を一掃するよう以下のように求めます。
(1)技能実習実施機関での最低賃金違反を一掃すること
(2)法制業界団体に対して、過去5年間の最低賃金の引き上げに見合う工賃になっているか縫製業者との協議を行うよう指導すること。

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組合は「帰国せよ!」

21267848_183400415536628_1126758671 実習生に対し監理団体から、労基署への訴えを続けるか監理団体に助けを求めるかどちらかにするよう求められたそうです。実習生たちが労基署への訴えを取り下げないと答えたところ、会社は破産するので組合は新しい会社を紹介しない、ベトナムに帰るよう言われたとのことです。
 また、先日ケガで手術した実習生は昨日抜糸の予定でしたが、病院に連れて行ってもらえず、監理団体にいったところ9月4日にしかつれて行かないといったそうです。
先日の雨漏り・停電に続いて、今日も寮がまた停電して、ケガで休んでいる実習生が暑くてたまらないと言っています。こんな寮で家賃34,000は高すぎます。
Hôm nay nghiệp đoàn có xuống nói chuyện với bọn em,giám đốc làm sai rất nhiều nhưng vẫn không thừa nhận, vẫn nói với nghiệp đoàn là bọn em không có tăng ca, nói là bọn em không có giờ làm thêm nào hết, bác sĩ hẹn em hôm nay tới bệnh viện khám mà ông chủ không quan tâm không đưa em đi bệnh viện khám,
Hôm nay là ngày em đến bệnh viện để cắt chỉ bác sĩ cũng đã hẹn và nói với giám đốc là hôm nay em phải đến bệnh viên mà giám đốc không chịu đưa đi,hôm nay em nhờ nghiệp đoàn nói với giám đốc thì giám đốc của em nói là để mồng 9/4 thì mới đưa em đi bệnh viện

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技能実習「運用要領」の改善を要望

1愛知・岐阜で13件
今年に入って労基署への申告が10件になりました。昨年は1年間で11件でしたので大幅に上回る件数です。とくに昨年の7月から岐阜・愛知の縫製業での最賃違反が次々とくるようになり、すでに13件を数えています。
昨年度の全国での実習生の申告件数は88件ですから、愛知・岐阜の実習生の申告がたいへん多くくなっています。
労基署が全面協力
申告書は実習生が自分たちで書き、証拠も集めてきます。
私はそれをコピーして労基署に届けるだけですが、どの労基署でもスムーズに受理して、すぐに調査を行ってくれています。愛知と岐阜の労基署のみなさんにはたいへん感謝しています。
また厚労省も「全国全ての労基署で母国語で申告を受理する」と言ってくれました。労基署は平日しかやってないので、会社にばれないためにはそこがハードルになっています。

「運用要領」の改善を要望
11月からの新法施行にむけて詳細を定めた「実習制度運用要領」が今年四月に発表されました。昨年の国会での付帯決議も取り入れられたものになっています。
実習生支援にとって重要な改善点「0901.pdf」をダウンロード をまとめてみました。
そこで、さらに改善してほしいことを法務省・厚労省への要請書「170829.doc」をダウンロード として提出しました。9月に東京に行く際に説明を受けたいと思います。

20170831_20_36_21 その主な点は
(1)派遣労働者は補助的な監査しかできないことを明記。
(2)監理団体に社会保険への加入を確認させること
(3)通勤費及び福利厚生の待遇について
(4)監理団体に対し給与明細の交付を確認するよう明記。
(5)母国語相談窓口の拡充とSNSでの申告を可能に

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給与明細を渡さない場合は懲役1年も!

給与明細は必ず請求を20216272_311089609302836_1999667802
事業者のなかには毎月の給料明細を渡さないところがあります。そのため、賃金総額はわかっても所得税や雇用保険料がいくら引かれているのか、残業代はどう計算されているのかわかりません。
また給与明細の交付は労基法に書いてないため、労基署からの指導もしてもらえません。ところが
1年以下の懲役
 ところが所得税法では必ず給与等の「支払明細書」を交付しなければならないことになっています。交付しない場合には1年以下の懲役又は50万円以下の罰金となっています。(所得税法231条、同242条)。
 また健康保険料、年金保険料、労働保険料を差し引いた場合もその計算書を作成し、交付しなければならないことが各法に明記されていました。
これだけ厳しい罰則があるものを外国人実習生に見逃すことはできません。新制度の運用ではこれも追加してチェックするよう法務省・厚労省に求めたいと思います。

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新機構でもSNS相談室を

実習生に訴える権利(申告権)
これまで労働基準法違反は労基署に訴えることができましたが、今度の実習生保護法では家賃のことや職種違反など全てにわたって訴える権利(申告権)が付与されます。
申告は母国語でも可能ですが、委任状があれば誰でも代わって申告することができます。
申告先は「新機構」、メールでも可
これまで労基署への申告は平日の日中に限られ、メールは使えませんでした。「新法」で申告先は「機構」の本部・地方事務所になり、母国語による相談窓口(電話、メール)を通じて行うこともできるようになります。
SNSでの相談窓口を
きくところによればメールでの相談はHPの定型フォームからになるようです。しかしこれでは写真などの証拠を送ることができません。実習生の多くは無料国際電話が使えるSNSを使用しています。
フェイスブック「外国人実習生支援」ページではSNSによる相談で証拠となる写真や動画を集めて、労基署に申告しています。またSNSで国内・国外からのボランティア通訳に協力いただいています。
国は「今後検討する」としていますが、地方ではSNSによるイジメ相談が始まり、文科省もSNSの活用を予定しています。新機構でもSNSの活用が求められます。
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