ソーイング協会の手口

先週ソーイング協会から各社に「経済産業省2025403中第一号を受け取り確認された関係機関におかれましては経済産業省に周知状況を連絡するため受診の連絡をメールまたはFAXにてご返信をお願いします」という文書が送られています。
しかし、経産省の書面には返信について何も書いてありません。
おそらく経産省が管轄する特定技能、育成就労試験機関に入り込むために、ソーイング協会としては、署名させて返信させ、これだけ多くの企業に周知徹底させているという事を経産省にアピールしたいのだと思います。Photo_20250413154901
しかし、ついこの前まで試験機関には禁止されている受入れ企業・監理団体関係者(しかも理事長とか監査役)を役員にし、現在でも中川事務局長の妻が監理団体の専務というソーイング協会を特定技能試験機関にするなって許されるわけがない。
まさにトヨタ自動車のサスティナビリティが問われる事態だ。

Photo_20250413155101


| | コメント (0)

座席シート試験機関

企業から相談の多い自動車座席シート試験機関「ソーイング協会」の問題について1月31日に本村のぶ子さんに議員レクをお願いした。
Moto250131
国側からは主に厚労省海外人材育成担当が答弁し、縫製なので経産省の生活製品化も対応した。
座席シート試験機関には毎年JITCOから意見書が出されており、専門家会議でも厳しい意見が出されていた。
議事要旨>第57回議事要旨

Photo_20250215105801
「ソーイング協会」はトヨタ紡織ティアツーの伊東産業が本社前に設立し同時に監理団体アジェコもそこに作られた。ここは今も試験会場として使われている。創立以来筆頭理事に伊東和彦、事務局長に中川雅彦(妻はアジェコの専務)、監事にアジェコ理事長の柴山氏がついてきた。(昨年5月に伊東、柴山が退任)これは上記8に反するのではないか聞いたところ厚労省参事官は「試験機関に関係者の関与は禁止していない」と問題ではないと答弁。試験機関そのものが監理団体でないから問題ないということだろう。
しかし、中川事務局長が事実上アジェコを支配していることは証拠も出してある。
再試験日程で便宜を払ってもらった会社が中川氏におくったメールには「日本ソーイング研究協会中川会長様」と書かれていた。また中川氏は「アジェコは見返りとか利得とかを考えて○○を救済に向かったわけではありませんよ」「アジェコは協会の意を受けて○○救済に従事することになりました」などと書かれていた。

厚生労働省 職業能力開発局海外協力課や経済産業省製造産業局審議官らが出席した「自動車シート縫製」職種追加に関する連絡会議でも中川氏が閉会あいさつをするなど仕切っていた。

また、協賛会費を30万取られていることについて「営利ではないか」と質問すると経産省は「試験に関する部分はその10分の1程度」と回答。それでは「他の9割は利益だろう」というと厚労省は試験以外の部分について「利益を上げていけないことになっていない」「調査もしない」という。

試験問題についても会員企業から厳しい意見が相次ぎ、今後過去問題を公開することや、実技試験の内容を一カ月前に出すこと、会員と非会員の受験料が3倍も違うことについても是正されることになっている。
会員企業の実習生のなかで過去問題が流通していること、会員企業と非会員企業で合格率が違うこと、合格率98%の基礎級試験で座席シートでは非会員で5人全員不合格となったことについても厚労省は「合格率は調査していない」と回答
また、会員企業が再試験の日程で便宜をはかってもらい、非会員の実習生は2カ月以上先になり結果発表前に在留資格が切れたことについても「便宜をはかることは問題ない」としながら「便宜をはからなかった会社が非会員だからとは言っていない」とまさに役人答弁でした。
ここまでソーイングに媚びることについて、ソーイングに詳しい監理団体の方は「厚労省は座席シート試験を自動車部品を管轄する経産省に取られたくないからだろう」と言っていました。



 

 

| | コメント (0)

トヨタ,鈴木自動車サスティナビリティ推進室に通報

Toyota20250113
トヨタ座席シートの技能実習試験機関から30万円もの会費を取られていた零細業者で外国人実習生に70万円の残業代不払いがありました。
利益を目的としてはならないと定められている試験機関の不正を「ビジネスと人権」を担当するトヨタ自動車とスズキ自動車、今後も各社サスティナビリティ推進室に通報します。
1月27日には外務省主催の国内セミナー「ビジネスと人権を考える~外国人材活躍の視点から」が開催されます。
日本を代表する国際企業として自らの足もとが問われています
Photo_20250114143201

| | コメント (0)

ソーイング技術研究協会

技能実習自動車座席シート試験機関「ソーイング技術研究協会」の役員にはトヨタ紡織ティアツー伊東産業本社前に、伊東和彦氏が理事長で不許可になった「豊田技術交流協同組合」があったところに設立された監理団体アジェコの関係者が並んでいた。最近登記簿をとったら、R6年7月まで伊東産業の伊東和彦氏が筆頭理事、アジェコの柴田会長が監事をやっていた。中川氏の妻がタイ人でアジェコ専務で、タイの送り出し機関の関係者である。理事の名にある安達賢太郎と中川雅彦は亀井静香の政治資金団体「名香会」の責任者である。
Photo_20250109213801

Photo_20250109212901

R2年の事務取扱要領をみると当時から試験機関には監理団体や受入れ機関は関与しないようになっていた。先の臨時国会で立憲の鈴木庸介議員が質問しても「問題の作成に関わっている人たち、問題を作る人たち、テストの採点をする」人について国は関与を否定しなかった。当初は会員企業にのみ過去問題を見せていた。現在は公式には区別しないが会員企業の実習生のなかで過去問題が流れているという。
合格率98%と言われる技能実習基礎級試験だが座席シートでは非会員企業で5人全員不合格という事態も続いてきた。
Photo_20250109213401
さらに試験の結果は2週間以内に機構のサイトに掲載することになっていたが、一昨年には協会の非会員企業では不合格の連絡は一か月後、再試験は4カ月後でビザが切れてしまった。会員企業からソーイング中川事務局長へのお礼文には試験日の便宜をはかってもらったことが書かれていた。
Photo_20250109214401
会員と非会員の受験料がひとり4万円も違うことは技能実習法ができて5年間毎年地域協議会に意見書が出されてきた。これは今回の事務取扱要領に下記のように明記された。
(3)全国型・地域限定型試験の試験実施機関は、5月末までに、前年度の受検料(会員と非会員で受検料が異なる場合はその理由を含む。)の収支の状況を技能実習評価試験受検料自主点検結果報告書(様式5-2号)により機構に提出しなければならない。
ソーイングは2025年4月から改善すると言っているが、いくらになるかわからない。
その一方で、会員企業は年会費30万円をとられている。先の300時間不払い残業を労基署から支払い指導をうけたメビテックは社員3名の会社だが毎年30万円が受験料を安くしてもらうには大変な負担で、これも不払いの要因かもしれない。




| | コメント (0)

自動車座席シートの300時間不払い残業

 

Photo_20241228122701 1_20241228122701

監理団体「あ協同組合」(福山市)が技能実習機構に提出した文書。3-2の時間外労働というのは右にある半年間で300時間もの不払い残業のことです。監理団体は「時間外労働は無理やりさせていません」という。まさに人権侵害の言い分
運用要領に定められている監査(3か月に1回)と訪問指導(毎月)で見て「無理やりではなかった」というのか。
国に厳格な調査を求めます。

 

 

 

| | コメント (0)

トヨタ座席シート事件

  5 実習生ごとの作業ノルマ
ひと月50時間も不払い残業をさせていた会社。労基署の調査があった日も監督官が帰ったあと夜10時まで残業。翌朝までに注文量を納めなければならない。座席シートの右手部分だけ入荷できなくても自動車全ての生産が止まってしまう。これがトヨタのジャストインタイムで末端の下請けにまで徹底される。
タイムカードの残業20時間以外にタイムカードにない50時間もの不払い残業。明らかに国際人権侵害です。
果たしてこの基準に見合うのか
「繊維業における特定技能の受け入れにかかる追加要件」
Photo_20241225182601

| | コメント (0)

明日会社から出ていけ

毎夜10時まで不払い残業させられていたトヨタ座席シートの実習生。
機構が帰国させると言っていたのを厚労省に訴えたところ、すぐに帰国はできなくなったらしい。
今夜、会社は明日広島の監理団体のところに行けと言い出しました。

ダウンロード - aqp29gvn0iviesdwanitzf9ecnxet31qatlehgiuezcshm3cwyw7upey88qjn1x0sbwnqxfnu3akurforktomw.mp4

 

 

機構からは何の連絡もありません。土日は電話にもでません。
不払い残業の調査もスマホ動画も見ないで広島にやってしまうのでしょうか

| | コメント (0)

不払い残業のことは調査せず

機構は「聞かれたことだけ答えるように」といって申告書で訴えた毎夜10時まで不払い残業をさせられていたことは聞きませんでした。

201126otit

531222745
機構から代理人への説明は「実習生は立ち仕事が辛いので帰国したいと言っている」だけでした。
この動画も見てくれなかったそうです。
帰国させてしまえば、申告はなかったことにする。昨年のソーイング事件と同じです。

| | コメント (0)

厚労省から「指導はしない」と回答

Photo_20241029074901
会社が技能実習試験機関の会員にならないため、試験で落とされた実習生。ビザの更新ができず帰国させられました。
会社は8カ月も普通に働いているのに実技試験で不合格になるなんてありえないと言っています。
厚労省に不正で申告しましたが「申告は受理できない」と指導もされませんでした。
ソーイング協会については中部地域協議会に再三意見が出されていますが、会長がトヨタ座席シートの元締めであり、事務局長は元大物国会議員秘書のため全く手が出せません。
先日のワールドコラボ2024でみなさんにみてもらいました。
育成就労法審議では監理団体と受け入れ企業の独立性について議論されましたが、試験機関こそ公正さが求められます。
部品元請け企業関係者が試験機関の役員を占め、10年間も同一人物が変らないことは重大な問題です。

| | コメント (0)

本当に「やむを得ない事由」があれば転籍できるのか?

Photo_20241017082701
不払い残業を半田労基署に申告した自動車座席シート実習生
通訳から「会社が11月の基礎級試験を受けさせないと言っている」と言われました。
基礎級を受けないと転籍できず、2年目にもなれません。
国会で厚労省が「現行法でもやむを得ない事由がある場合には転籍できる」と言っていましたが、全く口先だけです。
申告を理由とした不利益扱いは人権侵害です。
自動車座席シート職種はトヨタ紡織系の元請けである伊東産業がつくった「ソーイング技術研究会」なので申告した実習生は不合格とされる恐れがあります。
技能実習機構には伝えてあります。

残業指示はありませんが渡された作業量をこなすまで終われません。夜10時まで働いていますが、1年目の実習生には会社が決めた時間しか残業代が払われません。
労基署が臨検に入った日、この実習生は指示された残業時間で終わりましたので、不払い時間の確認はされませんでした。
翌朝にはトヨタのジャストインタイムに合わせてその日の数量を納めなければならないので、他の実習生は監督署が帰ったあと残りの作業をしました。
実習生は電話ではなく国際通話無料のSNSを使っています。証拠はSNSで写真、動画で送ってきます。
しかし労基署、技能実習機構はSNSもメールでの添付もできないので、印刷して郵便で送ります。
機構からは、事務所に来てほしいと言われましたが土日以外は休めず、また福井の実習生は富山までいくのはとても困難です。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧