トヨタ車座席シート伊東産業で強制帰国
トヨタの自動車座席シート縫製縫製の元締め伊東産業で強制帰国。
実習生は5月24日に社長から一週間前に不良品を出したという理由で5千円×30個の賠償金を払うか帰国するよう言われました。(陳述書 線部分)
会社は5月31日の飛行機を手配し、キャッシュカードと預金通帳を出すよう要求しました。
実習生は30日に機構名古屋事務所に申告し、機構は監理団体アジェコに指導。
監理団体は「30個ではなく300個」「注意したがまたミスをした」と言いましたが、罰金を否定しません。
検品では大丈夫だったものが、出荷して納品先から指摘されたようです。
アジェコは機構に「新たな実習先を探す」「それまでは伊藤産業の寮に住む」と回答しました。
しかし、機構を出てから実習生に電話。移籍先がいつ見つかるかわからない、それまでの寮費・生活費はどうするつもりだと言ったようです。
実習生はこの電話のあと「明日の飛行機で帰国する」と言いました。
実習生のミスを社内で指摘せずに出荷してから責任を取らせる。
注意ではなく賠償金か帰国か求める
ほとんど月給並みの15万円もの罰金
そして移籍先がいつになるかわからず、それまでの生活費を請求
技能実習制度が「奴隷労働」と言われる通りです。
実習制度見直しで「移籍の自由」が言われていますが、監理団体まかせで機構は何もしません。
4カ月も見つからない、その間に在留期間が切れたという相談も来ています。
また生活費の保障はなく、監理団体の家賃には実費基準も適用されません。
アジア共栄のように5人部屋で一人3万円(月)とっても指導すらされず、友達のところに避難する実習生もいます。